楽しさから学ぶ、未来を創る論理的思考
クリッププログラミングスクール、クリップキッズの近藤先生にお話を伺いました。
教室の概要を教えてください。
今は3つコースがあります。ユニティコースと、ロボカップコースと、ゲームクリエイターコースがあります。小学校1年生から大学生まで幅広くいらっしゃいます。週1回で月4回授業になってます。
プログラミングは難しそうなイメージがありますが、子供たちはまず最初にどんなことから学び始めるのでしょうか。
コースによって変わってくるのですが、基本的に最初は簡単なものからですね。例えばゲームクリエイターコースだと、簡単なゲームを作って行くところから始めていきます。最初は「プログラミングってこんなことができるんだよ」ということから始まるんです。ほとんどのお子さんはまず体験授業を受けていただくことが多いのですが、その体験授業の中でそのような基本的なことから学んで体験していただいています。最初は画面上でブロックを並べて簡単なプログラムを作ります。これだと小さいお子さんでもできるんです。これを画面上で組み合わせて、スクラッチというソフトを使って作っていきます。そのあとは、お子さんの好きなように改造していく感じです。
クリップのキッズクラスはどのような点がユニークだと思いますか。
クリップの特長としては、結構長い間、在籍いただいている生徒さんが多いんです。テキストが終わるとそこで終了という教室が多いと聞きますが、クリップは弊社独自のテキストがあるのですがそのテキストが終わっても皆さん長く来ていただいています。8年以上通われている生徒さんもおり、中には9年、10年と学んでいる生徒さんもいらっしゃいます。小学校入学と同時に入られた生徒さんは、今中学生とか高校生になっています。そこがユニークと言えるかもしれません。ゲームを作ったあと、改造の部分に結構力を入れていますからね。小学生の間はスクラッチなんですけど、中学生以降になるとユニティというクラスに上がります。そして実際にCシャープというプログラミング言語を使ってプログラムのコードを書くようになります。僕が特に言わなくても生徒さん自身で解決できるレベルにはなってきます。
プログラミングを学ぶことで子供たちにどんな変化や成長がありますか。
お子さんの考え方、いわゆる論理的思考が身についてくると思います。しっかり自分のやりたいことをはっきりさせ、それに対してどういう風にして解決していくかっていうところですよね。そこが能力的にかなり身に付いていっている感じを受けますね。あとは自分で作る楽しさを知ると言うか、そういう成長などもあるような気がします。また、作ったものを人に見てもらう喜びも少しずつ感じてきているようです。最初は見せたくないっていう生徒さんが多いのですが(笑)
授業の中で、子供たちが一番楽しんでいることは何ですか。
クラスによって内容も違うので、楽しんでいることは生徒さんそれぞれ違うと思うのですが、単純にロボットを作るのが楽しみなお子さんもいれば、デザインするのが好きなお子さんもいるし、あとはタイピングが好きなお子さんもいます。最近のお子さんはタイピングがとても速いです。タイピング検定も皆さん受験していますね。また、ロボット作りに夢中になる生徒さんは、ロボットの大会があるので、それに向けてロボットを作っていくという形です。全国大会に出場したこともあります。全国的に見てもトップレベルのロボットなんです。これまでの努力が実を結び、大きな成果を上げています。
将来どのような場面でプログラミングのスキルが役立つと思いますか?
論理的思考が身につくので将来、仕事をする上で効率よくする能力として役に立つと思います。特にプログラマーという職業だけではなく、どんな分野、どの職業にも役立つと思います。普段の生活でも十分役に立つと思いますし、自分の自信の1つになると思います。
やりがいを感じる時はどのような時ですか。
やりがいや嬉しい時はいろいろありますが、生徒さんがこれまで出来なかったことがちょっとでも出来るようになるとやっぱり嬉しいですね。あとはコンテストで受賞した時などはやりがいを感じたりしますね。