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名門剣道場復活へ「徳島至誠館」が本格的に再始動!

「正しく、強く、美しく」を目指す剣道

開設から25年間で多くの少年剣士を輩出し、徳島県内の少年剣士たちの間では知らないものはいないと言われた「徳島至誠館」。2016年に惜しまれつつも閉館となりましたが、2023年から本格的に活動を再開しました。名門剣道場復活へ、中山繁輝館長にお話を伺いました。

道場の指導方針や理念について教えてください。

私たちの道場では、正しい剣道を通じて勝つこと、優勝することを目標にしています。「正しい剣道」とは、基本に忠実であることです。正しくあれば、美しい姿となります。それが強くあることに繋がるのです。

剣道を通じて特に伝えたいことは何ですか?

剣道の技術的な面だけでなく、挨拶や返事、集中力、粘り強さ、人を思いやる気持ち、感謝の心を持つことを大切にしています。特に、道場まで送り迎えしてくれる家族への感謝の気持ちを忘れないように教えています。剣道を通じて、子どもたちが人間としても成長できるように指導しています。

どのような年齢層の生徒さんが多いですか?

小学生が中心です。小さなうちから剣道を学ぶことで、心身ともに成長してほしいと考えています。

保護者の方との関わりについてはどうですか?

 保護者の方々とも三位一体で取り組んでいます。指導者、保護者が一体となって協力しながら、子どもたちの成長を支えています。保護者の中には剣道経験者もおり、親子で一緒に剣道を続ける「二世組」もいます。こうして、剣道を学ぶ環境を作り上げています。

近年の少子化に伴い剣道を習う子どもも減少していると思われますが、その点についてどのように感じていますか?

確かに全国的に見ても、剣道を始める子どもたちは減っています。ただ、映画やアニメなどの影響で剣道に興味を持つ子もいます。例えば「るろうに剣心」を見て、剣道を始めたいという子が道場にやって来たこともあります。理由はどうあれ、剣道に興味を持ってもらえることは嬉しいことです。少しでも多くの人に剣道の魅力を伝えたいと考えています。

最後に、座右の銘を教えてください。

私の座右の銘は「至誠通天」です。これは、「誠の心を尽くして行動すれば、必ず天に通じ、認められる」という意味です。剣道でも人生でも、誠実に全力で取り組むことで、天が味方してくれるという信念を持っています。この「至誠通天」を道場訓とし、「正しく、強く、美しく」を剣道の目標として掲げています。また、剣道を通して心を磨き、体を鍛え、思いやりと感謝の気持ちを育てることを大切にしています。